サッカーは“時間との勝負”の時代へ

近年のサッカーでは、プレーエリアが非常に狭く、相手からのプレッシャーがとても速くなっています。そのため、ボールを受けてからゆっくり考える時間はほとんどありません。考えるよりも先にプレーを選び、実行する力が求められています。

昔のサッカーであれば、ボールを持ってから顔を上げて、仲間の動きを確認してからプレーすることもできました。しかし今は、ほんの一瞬のためらいがミスやボールロストにつながってしまいます。

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プレースピードと判断力が求められる理由

現代サッカーでは、全体の運動量が増え、守備の意識も非常に高くなっています。どこでボールを持っても、相手がすぐに寄せてきて時間もスペースも与えてくれません。だからこそ、プレースピードと判断力が不可欠なのです。

その場の状況を一瞬で読み取り、次のプレーを即座に決断する力。これは単なる技術だけではなく、「考える速さ」や「感じ取る力」といったサッカーIQも問われます。

ステージが上がるほど、プレースピード・判断力はさらに増していく

このスピードと判断力、そしてフィジカル(身体の強さ)は、学年が上がるごとに、また試合のステージが上がるごとに、さらに高いレベルで求められるようになります。

小学生では通用していたプレーも、中学生や高校生になれば、通用しない場面が増えてきます。相手のプレッシャーが速くなり、当たりも強くなるからです。だからこそ、日々の練習から「速さ」と「強さ」を意識して取り組むことが大切です。

そして、自分が目指すステージで通用する選手になるためには、確かな技術や判断力を早い段階から身につけておく必要があります。基礎を早く固めることで、その先の成長スピードも格段に上がっていきます。

一つ上のステージで気づいた「通用しない現実」

ある中学生の選手がいました。小学生の頃はテクニックがずば抜けており、ドリブルで何人もかわしてゴールを決める華やかなプレーで注目されていました。しかし、中学に上がってすぐの公式戦で壁にぶつかりました。

相手の守備が速く、体の当たりも強く、得意だったドリブルはことごとく止められ、ボールを持つたびに囲まれてミスを連発。

彼はそのとき、初めて「今まで通用していたことが、上のレベルでは通用しない」ことを知ったのです。

そこから彼は、パスの選択肢を増やし、ワンタッチでプレーすること、周囲の状況を常に確認しておくことの大切さを学び始めました。

プレースピードと判断力を鍛え直した結果、半年後には再びピッチで輝きを取り戻し、チームの中心選手として活躍できるようになりました。

このように、ステージが上がるごとに求められるものが変わっていきます。だからこそ、自分の目指す未来のステージを見据えて、今から準備を始めることが何より大切なのです。

ロックブックFCが目指す選手像

ロックブックFCでは、現代サッカーに対応できる個人スキルと判断力を磨くトレーニングを行っています。

狭いエリアでも落ち着いてプレーできる技術、相手の寄せに負けないフィジカル、そして仲間との素早い連携。それらを自然に発揮できるようになることを目指しています。

レベルが上がれば上がるほど、スピードとフィジカルの差が試合の勝敗を左右します。だからこそ、今のうちから確かな準備を始めましょう。

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